乳酸菌・腸内細菌分類・培養専門委員会

乳酸菌・腸内細菌分類・培養専門委員会の設置について
公益財団法人発酵研究所(IFO)の学会・研究部会助成採択に伴い、「乳酸菌・腸内細菌分類・培養専門委員会」を設置します。

 この度、公益財団法人発酵研究所(IFO)の学会・研究部会助成に日本乳酸菌学会が採択され、2022~2023年度の2年間にわたり活動を行うことになりました。日本乳酸菌学会では設立当時から年次大会で乳酸菌分類に関する多くの研究発表が行われてきましたが、近年はその機能性や産業利用面に多くの注目が集まっていることから、基礎となる分類及び培養に関する研究発表が乏しくなっているのが現状です。そこで、本学会内に「乳酸菌・腸内細菌分類・培養専門委員会」を設置することにより、今般大きな変化があった乳酸菌(特にLactobacillus 属)分類に対して本学会が主導的立場をとっていくとともに、乳酸菌・腸内細菌分野の分類・培養研究を行う若手研究者育成のための活動を行います。 乳酸菌・腸内細菌分類・培養専門委員会は本学会会員(~10名程度)で構成され、主に以下の活動を実施します。

  • 分類・培養技術知見に関するセミナーの共催、講師招へい
  • 分類・培養研究に携わる若手研究者・学生への研究費助成
  • 乳酸菌・腸内細菌分類・培養専門委員会優秀発表賞の若手研究者への授与
  • 当該分野における研究成果を関連学会で発表する学生への参加費・旅費の助成

※なお、本委員会名に「腸内細菌」を加えたのは、乳酸菌利用法の一つであるプロバイオティクスでは腸内細菌の活性化を標的とすることが多々あることから、腸内細菌の分類も本委員会の活動内容に含めたためです。

日本乳酸菌学会 若手研究者研究助成応募要領

応募資格:
 本学会正会員または学生会員であって、当該年度の4月1日時点で34歳以下の者。

助成対象の研究課題:
 乳酸菌・腸内細菌の分離・培養・分類などに関する研究で、当該分野の発展が期待できる提案を歓迎いたします。なお、同一もしくは類似申請課題で重複して助成を受けていない事も要件とします。

助成金額、助成件数:
 2022年度: 2件程度(1件の上限は60万円まで)
 2023年度: 2件程度(1件の上限は60万円まで)
※審査の結果、助成金額は応募金額より減額される場合もあります。

募集時期:
 各年度とも4月末日まで

助成金受給者の義務:
 本学会の年次大会やセミナー、シンポジウムで研究成果の発表を義務付けます(日本乳酸菌学会誌など学術誌への公表も積極的に行ってください)。なお、研究成果を公表する際は、謝辞に本助成を受けた旨を明記(日本乳酸菌学会および公益財団法人発酵研究所)してください。また、助成終了後1ヶ月以内に所定の用紙で研究成果および収支報告書をご提出いただきます。

応募および選考について:
所定の申請書に記載のうえ、電子媒体(パスワード付きPDF形式)で提出のこと。

申請書提出期限:
 各年度とも4月末日まで

提出先:
 乳酸菌・腸内細菌分類・培養専門委員会
 E-mail: bunrui●jslab.jp

 ※●を@に打ち変えてご使用ください。

選考方法:
 乳酸菌・腸内細菌分類・培養専門委員会における申請書の書類審査を経て、理事会で決定します。各年度とも5月末頃までに審査結果をメールにて通知する予定です。その後、助成金の支給手続きを行います。なお、審査の内容に関するお問い合わせには一切応じることは出来ません。

その他:

  • 当学会の「学会参加旅費の補助」と重複して応募可能。
  • 研究で使用する微生物については、生物多様性条約及び国内の関係法規を遵守する。
  • 当助成金採択者の氏名、課題名、助成金額等は当学会のHP等で公表する。

問い合わせ先:
 乳酸菌・腸内細菌分類・培養専門委員会
 E-mail: bunrui●jslab.jp

 ※●を@に打ち変えてご使用ください。

日本乳酸菌学会 若手研究者研究助成2022年度新規採択 研究一覧

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日本乳酸菌学会 2022年度学生・若手研究者学術集会発表 参加費・旅費助成 応募要項

助成の目的

 日本乳酸菌学会では、これまで多くの乳酸菌に関する研究発表がなされてきました。しかし、近年はその機能や産業利用に関する発表が多くを占め、基礎となる分類および培養についての発表は少なくなってきています。そこで本助成では、乳酸菌・腸内細菌分野の若手分類研究者育成のために、日本乳酸菌学会および関連学会の学術集会において、乳酸菌・腸内細菌の分類、培養、およびそれに類する研究成果を発表する際の参加費と旅費(宿泊費、交通費)を補助するものとします。 本助成事業は、公益財団法人発酵研究所の2022年度 学会・研究部会助成の資金を基に実施されます。

応募要件(次の1. ~ 7. を全て満たすこと)

  1. 次の(ア)~(ウ)のいずれかを満たす者。
  • (ア) 大学院、大学および高等専門学校の学生(日本乳酸菌学会正会員の指導教員からの推薦を得られる者)
  • (イ) 国公立ならびに独立行政法人に所属する若手研究者(当該年度4月1日時点で34歳以下)
  • (ウ) 民間企業の研究開発部門に所属する若手研究者(当該年度4月1日時点で34歳以下)
  1. 日本乳酸菌学会の会員であること。未入会の場合は応募までに入会手続きを済ませること。
  2. 発表する学術集会が2022年4月~2023年10月に開催されること。国際学会、国内学会の別は問わない。
  3. 発表内容が「乳酸菌・腸内細菌の分類、培養およびそれに類する研究成果」であること。
  4. 発表した学術集会の終了後、直ちに参加証と参加費・旅費(宿泊費、交通費)の領収書を提出すること。領収書を直ちに提出できない場合は、まずはコピーを提出すること。
  5. 対象となる学術集会が開催された2ヶ月後までに報告書を作成し、提出すること。
  6. 学術集会参加後に日本乳酸菌学会誌に参加報告を執筆することを了承する者。

助成金額

 1件につき10万円以内(実費助成)。

  • 実際の参加費と旅費(宿泊費、交通費)の合計が10万円を超えても、助成の上限は10万円とする。
  • 日本乳酸菌学会の大会、秋期セミナー、もしくは泊まり込みセミナーでの発表の場合、参加費は助成しない(交通費のみ助成対象)。
  • 対象の学術集会がオンライン開催の場合は、参加費のみ助成する。
  • 懇親会費等の飲食代は助成しない。宿泊費に食事代を含まないこと。ただし、宿泊費に食事代が含まれていて区分けが困難な場合は、食事代を含まないプランと同額以下であれば全額助成する。
  • パック旅行の場合、通常に計算した交通費と宿泊費を合わせた金額と同額以下であれば助成対象とする。
  • 以下の場合は助成金を支給しない。支給済みの場合は返還対象とする。

 (ア) 対象の学術集会が開催されなかった場合。
 (イ) 対象の研究発表がなされなかった場合(発表タイトル・発表者の大幅な変更含む)。
 (ウ) 申請額と領収書の金額が大幅に異なる場合。

応募方法

 本助成では、対象学術集会への参加費・旅費(宿泊費、交通費)を実費支給する。まず、学術集会への参加・発表登録、および交通手段・宿泊施設の予約を行う。これにより、参加費と旅費(宿泊費、交通費)を確定させる。次に、日本乳酸菌学会ホームページ(http://www.jslab.jp/)から所定の様式をダウンロードし、必要事項を記入の上、下記宛にメール添付で提出する。申請書は3ページとし、pdf 形式で保存して送付すること。また、提出の際は、学術集会に発表登録したことが分かる資料、および発表予定内容が記載された資料を合わせて添付する。資料には、発表タイトル、発表者名、要旨全文が記載されていること。

募集期間

 2022年4月1日以降随時(助成の総額が予定額に達し次第終了)

選考方法

 提出された申請書に基づき、日本乳酸菌学会内の「乳酸菌・腸内細菌分類・培養専門委員会」の委員で審査・選考のうえ、理事会で決定する。選考は都度行い、結果は決まり次第、申請者と推薦者宛にメールで通知する。

助成金の贈呈

 参加費と旅費(宿泊費、交通費)の領収書に基づいた金額を助成する。すなわち、清算払いとする。よって、出張時は立替払い等の措置を講じること。助成金の振り込みは所属機関に対して行う。振り込みの詳しい時期および方法については採択者に追って連絡する。なお、間接経費(オーバーヘッド)は助成の対象外とする。

報告書の提出

 学術集会での発表後、直ちに学術集会への参加証と参加費・旅費(宿泊費、交通費)の領収書を提出する。領収書を直ちに提出できない場合は、まずコピーを提出する。また、学術集会開催後2ヶ月以内に所定の様式にて報告書を提出する。助成報告書の様式は日本乳酸菌学会ホームページ(http://www.jslab. jp/)からダウンロードすること。報告書のうち、参加報告の部分については、日本乳酸菌学会誌に掲載される。

個人情報の取り扱い

 本助成に関連して取得する個人情報は、日本乳酸菌学会内の「乳酸菌・腸内細菌分類・培養専門委員会」にて管理し、今回の選考・助成に目的を限定して使用します。ただし、本助成の受領が決定した対象者は、日本乳酸菌学会誌およびホームページ(http://www.jslab.jp/)にてその所属・氏名等を公表します。

申請書提出先、問い合わせ先

 乳酸菌・腸内細菌分類・培養専門委員会
 E-mail: bunrui●jslab.jp

 ※●を@に打ち変えてご使用ください。